オンラインファクタリングとは

オンラインファクタリングについて考える男性

オンラインファクタリングとは、名称の通りウェブ上で手続きが完結する売掛債権買取サービスのことを指します。(一部の事業者は「クラウドファクタリング」という名称を使っていますが、オンラインファクタリングと同義です。)
来店不要で契約できるファクタリング会社は今までにもありましたが、契約書や提出書類は郵送でのやり取りが必要でした。
オンラインファクタリングでは、電子署名で契約を行い、提出書類はメールやその他のオンラインツール(LINE・チャットワーク等)で行うのが一般的です。
手続きが簡略化されることでスピーディーな資金調達が可能となり、さらに事業者側の運営コストが少ないというメリットがあります。

オンライン対応のファクタリング会社

オンラインファクタリングは、エビデンス書類をWEBで提出できる上、事務所に足を運ぶ必要がありません。
そのため、通常の対面取引に比べて利便性・スピードに優れており、ファクタリングのメリットをさらに活かすことができます。

オンライン対応のファクタリング会社も続々と登場しており、中には「オンラインファクタリング専門」という業者もいるほどです。
最も多いのは対面取引・オンライン取引の両方に対応しているというパターンですが、ファクタリング会社ごとに「得意分野」「手数料」が大きく異なりますので、自社の経営状況にマッチしたサービススペックを選ぶようにしてください。

なお、当サイトではオンライン対応については「WEB完結」という項目で評価しておりますので、よろしければそちらもご参考ください。

ご利用の手順

ファクタリング会社によっても異なりますが、「1.申し込み」「2.仮審査」「3.見積り」「4.必要書類をWebで提出」「5.本審査」「6.オンライン契約(Web署名)」「7.入金」という流れが一般的です。
ただし、ファクタリング会社によってはアカウント登録が必要であったり、見積段階までFAXで手続きできたりと様々ですので、状況に応じてサービスを選択すると良いでしょう。

また、オンラインファクタリングの魅力は何といっても対面での面談が不要という点ですが、初めてファクタリングを利用するケースなどでは直接話を聞いた上で契約したいという方も多いと予想します。
オンラインファクタリングには「対面取引とオンライン取引の両方に対応」「完全にオンラインのみ」の2パターンがあり、後者は原則としてスタッフのサポートが受けられません。
事前にしっかりとすり合わせをしたい・サポートを受けたい等であれば、前者のパターンに該当するファクタリング会社を選ぶようにしてください。

電話相談の可否について

電話サポートもファクタリング会社によって対応が分かれます。
基本的に、電話番号を表記しているファクタリング会社であればそのままヒアリング・相談が行えるケースがほとんどですが、電話番号を明記していない業者でも相談が可能であったり、電話番号を明記していても電話相談に応じてもらえなかったりします。
そのため、まずはメールや問い合わせフォームから電話での説明・相談を希望する旨を伝えてみてください。

オンラインファクタリングに特化している場合、通常のファクタリング会社に比べて様々な面でコストカットを図っていると予想しますので、手厚いサポートを希望している方は満足できない可能性があります。

2020年から需要が急増

リモートワークのイメージ

オンラインファクタリングは、2017年にOLTA社が「オンライン完結型ファクタリング」の提供開始をきっかけに全国へと広まりました。
さらに、2020年の新型コロナウイルスの感染拡大によって企業間の契約も“非対面”が一般的となり、オンラインファクタリングは一つのサービスとして確立した格好です。
また、新型コロナウイルスの感染拡大は中小企業の経営に大きなダメージを与え、ファクタリングというサービスが広まる契機ともなりました。

オンラインファクタリングは「スピーディーに資金繰りができる」「感染リスクを抑えた上で手続きが可能」といったように、時代にマッチしたサービスとして人気を集めたのです。
テレワークが普及するなど、ビジネスシーンの方法は大きく変化しており、感染終息後もオンラインサービスは一定の需要があると見込まれます。
なお、オンラインファクタリングには、以下のメリットとデメリットがあります。

メリット デメリット
  • 手続きが簡略
  • 交通費や郵送費が不要
  • 手数料が安い
  • 24時間申込できる
  • 感染リスクがない
  • 信頼性の高い企業が参入
  • 強引な勧誘がない
  • 2社間にも対応
  • 遠方でも利用しやすい
  • 信頼関係を築きにくい
  • 柔軟な対応は期待薄
  • 電子署名ツールが必要
  • 提出書類のデータ化が必要
  • 3社間対応の業者が少ない

それでは、詳細について解説していきたいと思います。

オンラインファクタリングのメリット

何と言っても時間とコストを抑えられる点が最大のメリットです。
書類提出はスマートフォンカメラで撮影した写真でOKとなっているケースがほとんどであり、郵送の手間や費用・時間の省略が可能です。

また、オンライン上で手続きが完結するため、日本どこにいてもスピーディーに申し込みが可能であり、一分一秒を争うシーンにマッチします。
さらに、勧誘リスクが無い・感染予防対策に繋がるという点もオンラインファクタリングの大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

オンラインファクタリングのデメリット

審査はAIを活用したコンピューター審査が中心です。
そのため、売掛先の信頼性が高くても、申込者に赤字決算・創業初年度・税金滞納など悪い条件があると利用できない可能性があります。

また、書類をスキャンして送らなければならない、ファクタリング会社によっては電子署名ツールの用意が必要など、環境や設備によっては利用できない可能がある点に注意せねばなりません。
さらに、オンラインファクタリングのほとんどは「2社間ファクタリング方式」を採用しているため、債権(診療報酬債権や介護報酬債権など)を出来るだけ高く売却したいといったシーンではマッチしないでしょう。

何を重視するかがポイント

パソコンを操作するビジネスマン

企業の財務状況は千差万別であり、AIによって一律に審査出来るものではありません。
オンラインファクタリングには「スピード」「手数料が低い」「遠方でも利用可」といった様々なメリットがありますが、従来の「柔軟性」というメリットが無くなってしまいます。
また、長期的かつ定期的に利用したい・資金改善コンサルタントも併せて利用したい等をお考えの場合、信頼関係を築くことが何よりも重要です。

対面でしっかりと信頼関係を築きたいという場合は通常のファクタリング、コストパフォーマンスやスピードを重視したい場合はオンラインファクタリングといった形で、状況に応じて使い分けると良いでしょう。