銀行融資とは?

厳格な融資で有名なメガバンク

銀行融資とは、文字通り銀行や信用金庫から融資を受ける、個人から法人まで幅広く対応している資金調達方法です。
借入先は三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行などのメガバンクと呼ばれる銀行が多いですが、比較的小規模な企業、事業主の場合、地元の地方銀行や信用金庫、信用組合などで融資を受ける場合もあります。
契約内容は「金銭消費貸借契約」に該当するため、お金を借りた側は毎月一定の元金及び借りたお金に対する金利を返済していく形になります。

資金調達方法で最もメジャー

資金調達方法の中でも銀行融資(信用金庫・信用組合・消費者金融等含む)は最もメジャーな資金調達方法と言え、当該融資を利用している企業は3割以上、中でも都市銀行の割合は7割弱に及ぶという調査結果が出ています。

中小企業が利用する金融機関の円グラフ

銀行融資は金利が安く、かつ、長期的な返済が可能なため、融資決定を勝ち取る事が出来れば、安定した経営業況を作り出す可能性が非常に高くなり、法人のみならず、個人で事業を営んでいる方(個人事業主・フリーランス)にも人気が高い資金調達方法であると言え、次点でファクタリングや債権担保融資など債権を用いた資金調達が中小企業の間では一般的となっています。

銀行融資について説明するコンサルタント

返済期間を長期化できること、低い金利の2点が銀行融資最大の利点と言えます。
融資期間が長いことから、審査では中長期に渡る信頼性が重視される傾向にあります。

非常に厳しい審査

中小企業を拒絶する銀行

銀行融資は、前述した通り多くのメリットがある一方で審査が非常に厳しいというデメリットをはらんでいます。
審査内容は企業規模、内容、経営状況によって多種多様ですが、一般的には3期分以上の法人税又は所得税の確定申告、最終決算期から半年以上経過している場合には残高試算表、返済スケジュール、事業計画書等が共通して必要になります。

提出した書類から銀行は、融資の回収が見込めるか・融資によって会社が成長していけるか(今後のビジネスに発展するか)等と判断し、融資の可否を決定します。
銀行側も返せない人や企業にお金を融資するわけにはいきませんので、この審査は非常にシビアになると言わざるを得ません。

また、審査はこういった数字だけではなく、経営者の人格・経営資質等も判断されます。
融資の申し込みの際は、融資を何に使用するのか・会社の経営状況・今後の展望等をきちんと受け答え出来るようにしておきましょう。

ファクタリングに於ける融資

一方、ファクタリング取引は、「債権に対する信頼性」が最も重要な審査基準となります。
つまり、売掛先が今までに履行を遅滞していないか、履行不能になる恐れが無いか、などで融資の可否を判断されるため、自社の経営状況はほとんど審査に影響がありません。
銀行融資を断られてしまった場合、一度検討してみるのも良いかもしれません。

ファクタリングにおける融資について説明するコンサルタント

ファクタリングを検討している多くの企業は銀行の厳しい審査をクリアできる状況ではありません。
その意味では銀行融資と天秤に掛けるのは無意味な比較とも言えるかもしれませんね。

不況の煽りに弱い側面も

担保となる商用車両

銀行は出来るだけリスクが少ない方法で貸付を行います。
日本で不景気な状況が続くと、銀行は企業の将来性よりも過去の実績から融資を検討するようになっていき、新規企業や赤字が続く企業は真っ先に融資不可の対象となってしまいます。

また、融資する際に同等程度の価値がある不動産や事業の用に供する機器、車両等の担保提供を求める事もあり、一度でも債務遅滞(お金を返すのが遅れる)等があると、倒産を免れない状況が作り出されてしまう可能性もあります。

このように、いったん不景気に陥ると銀行は貸付けた融資を引き揚げてしまう、次回の貸付を行わない等、銀行融資をメインの資金としている中小企業にとって死活問題となる対応を取ることがあり、こういったリスクも勘案した上で利用するのが望ましいと言えるでしょう。

問われる貸し手側の責任

1980年後半から1990年前半にかけ、日本はバブル期と呼ばれる好景気が訪れます。
銀行は提案融資という名で企業へどんどん貸付を行い、企業はみるみるうちに成長し、雇用は爆発的に増え、従業員の給料も上がり、お金を湯水のように使う・・・日本中がその好景気に酔いしれました。

バブル崩壊が崩壊した日本

しかし、その好景気にもついに陰りが見え始めます。
徐々に平均株価は下降し、一時40,000円近くにまで上昇した株価は20,000円台にまで急落し、地価・住宅価格下落、大手金融機関の破綻と、日本は一転して不景気に陥ってしまい、企業・個人事業主等多くの連鎖倒産、破産を招くことになっていきます。

銀行による貸し渋り

このバブル崩壊によって最も青ざめたのが銀行です。
銀行は、不景気の影響を受け担保として提供された不動産の価値も下がってしまい、貸付先が債務不履行・遅滞が発生しても、債権の回収が不可能となってしまうという事態に陥ってしまいます。
つまり、バブル期に多くの企業に対して行った多額の融資のほとんどが不良債権となってしまったのです。

銀行による貸し剥がし

銀行は不良債権をなんとか回収すべく、積極的な債権回収、所謂貸し剥がしを行うようになります。
期限が到来していない債権なのにも係わらず、次々と貸付先である企業に返済を促し、融資を回収していったのです。
この無理な回収、担保の実行等により、多くの企業が倒産し、倒産は免れても担保として提供した不動産や機材を失ったことによる経営難等に陥ってしまいます。
破綻を免れるためとはいえ、バブル時はホイホイ貸し付けておきながら、不況になるとこのような対応を取る銀行の姿勢には疑問を感じざるを得ません。

銀行による自己中心的な融資について理解する女性

こうして銀行の立ち回りを振り返ってみると”自分勝手”な印象を受けざるを得ませんね。
銀行の言い成りになるだけでなく、別の手段を備えておく意味でもファクタリングの存在価値があるのですね。

ファクタリングという新しい選択肢

近年、中小企業を中心にファクタリングでの資金調達が人気を高めています。
ファクタリングとは、現在有している債権をファクタリング会社に譲渡し、その売却額を売ることにより売掛金の早期入金を図るもので、銀行融資と比べ景気に左右されず安定した資金調達を可能にしています。
安定した経営のために、ファクタリングを新たな資金調達方法として選択肢を増やすのを検討してみてはいかがでしょうか。