ファクタリングがマッチする業種

考える女性経営者

どのようなビジネスであっても、原則として売上債権(売掛金や未収金等)さえあればファクタリングは利用することが可能です。
そのため多様なビジネス、状況の企業から広く利用されていますが、ある特定の業種については特に積極的に活用されています。
当ページではファクタリングとのマッチ度が高い業種にフォーカスを当て、その理由や具体的な例についてご紹介したいと思います。

建設業におけるファクタリング

握手を交わす建設業関係者

「建設業」では、ファクタリングによる資金調達が特に人気です。
建設業を営む企業から人気を集める理由として、同ビジネスが持つある特徴や習慣が挙げられます。

建設業は請負契約が一般的

マンションやビル等の大規模建築は、作業を細分化し、専門の業者へそれぞれ業務を依頼する形が一般的です。(例えば、外装工事はタイル工事業者、ドアや窓の取り付け工事はサッシ工事業者など)
そして、工事を取りまとめる企業(ゼネコンなど)が元請となり、各企業に対して工事を発注し、完成をもって報酬を支払う形となります。
これを「請負契約」と呼び、完成及び引渡しによって義務の履行が完了するという特徴があります。(売買契約などは原則意志の合致のみで契約が成立し、金銭の支払い義務が生じる)

つまり下請となった建設業者は、依頼された工事が完了しなければ代金を受け取ることができません。
また、案件によっては材料・資材の用意を下請業者側がしなければならなかったり、工事の一部をさらに下請けに依頼しなければならなかったりもしますので、工事中にキャッシュが不足するケースは意外にも多いのです。
そのため、工事を完遂するまでのつなぎ資金としてファクタリングは多く利用されています。

建設業ファクタリングのメリット

工事の依頼者は、基本的な大企業若しくは大企業に近い中小企業です。
そのため債権の信頼性が高く、一般的なビジネスに比べて低手数料でのご利用が見込めます。
建設業では、例えば「1億円の工事を受注できそうだが、工事の一部を外注するのに7,000万円ほどの費用が掛かる」といったケースであれば、ファクタリングを利用した資金調達がオススメです。
1億円の債権の場合、仮にファクタリング手数料が5%であっても500万円もの手数料が掛かってしまう計算ですが、それ以上の利益が見込めます。

運送業での活用方法

高速道路を走る運送トラック

ファクタリングは運送業を営む企業からも多く利用されています。
運送業には「運送コストが不安定」「予期せぬリスクが多い」といった特徴があり、バランスの調整やマイナスをカバーするためにファクタリングが利用されています。

燃料費は世界情勢によって乱高下

特に普段車に乗らない方は、近年のガソリンの高騰に驚かれるのではないでしょうか。
ご存じの通り、ガソリンの原料である原油は日本ではほとんど採掘できず、99%以上が輸入によって賄われています。
そのため、世界情勢や景気、政治的な事情、運輸トラブル等の影響が大きく、1リットルあたり数十円の変動が起きることも珍しくありません。
また、交通事故によって人・車両・運搬物に損害が生じるリスクもあり、予期せぬトラブルによって倒産を余儀なくされるケースも多く見受けられます。

価格競争が激しい業界

インターネットの普及によって運送業界の事業規模は急激に拡大し、現在6万を超える貨物自動車運送事業者が存在していると言われています。
ビジネスの需要が拡大するのは業界にとっては追い風ですが、新規参入する企業も多いため、業者同士の価格競争は激しさを増すばかりです。
そのため同程度若しくはそれ以上の企業が毎年撤退を余儀なくされており、コストの削減や節約によってなんとか利益を出している企業がほとんどではないでしょうか。

ファクタリングでピンチをカバー

コストをギリギリまで削り、キャッシュも不足している…
薄利多売でなんとか経営を続けている状況の中、急なガソリン代の高騰、交通事故、車両の故障、損害賠償等が起こってしまったらどうなるでしょうか。
もちろん財務状況にもよりますが、多くの企業が赤字に転じてしまう若しくは倒産に追い込まれてしまうと考えます。
そんな時はファクタリングによる資金繰りを是非検討してみてください。
運送業は同じ取引先から反復継続して依頼を受けているケースが多いため、建設業債権と同様に、信頼性が高く低めの手数料にてご利用が可能です。
乱高下するコスト、予期せぬトラブルといった一時的な問題を解決するのであれば、ファクタリングのスポット利用がマッチします。

医療債権は高額買取が狙える

笑顔を見せる女性看護師

医療ファクタリングとは、診療によって生じた債権(診療報酬)や介護サービスを提供したことによって得た債権(介護報酬)を買い取る金融取引です。
これらの債権を持つ医療機関や介護施設はファクタリングが大変マッチするビジネスであり、場合によっては銀行融資よりも低コストで利用することができます。
高額買取が狙える理由、医療ファクタリングのメリットは以下の通りです。

トップクラスの信頼性を持つ債権

日本では国民皆保険制度を採用しているため、医療機関や介護サービスを利用した際の費用の一部を国や地方公共団体、組合等が負担しています。
したがって、窓口では一部の報酬(自己負担分)しか受け取っておらず、保険負担分については保険者(国や地方公共団体など)に請求する形となります。

こちらは立派な売掛金に当たりますので、ファクタリングによって早期の現金化を図ることが可能です。
厳密には「支払機関」に対して請求を行うのですが、当該期間は法律に基づいて設置された機関であり、国や地方公共団体に対して債権を有しているのとなんら変わりはありません。
つまり、診療報酬債権や介護報酬債権はまず債務不履行や破綻の恐れがない、非常に信頼性の高い売上債権であると言えます。

医療ファクタリングのもう1つのメリット

前述した通り、診療報酬や介護報酬に関連する債権は、回収が不可能となる心配がほぼありません。
加えて、売掛先は国や地方公共団体に類する機関ですから、債権譲渡が知られてもビジネスに影響を及ぼす可能性は低いと言えます。
そのため、医療ファクタリングの場合は「3社間方式」で行われるのが一般的です。
高い信頼性+3社間ファクタリングの場合、手数料は3%前後、ファクタリング会社によっては1%程度にまで下がるケースもあります。
つまり、仮に500万円を現金化したとしても、5万円程度の手数料で済んでしまうのです。
もし、銀行や消費者金融で500万円を借り入れた場合、返済期間1年・年利10%だと合計で27万円程度の金利が発生するため、ファクタリングの方がコスト面に優れていると言えます。

様々な業種で活躍するファクタリング

握手を交わすビジネスパーソン達

今回は建設業、運送業、診療や介護等の医療ビジネスを中心にご紹介してまいりましたが、最近では製造業やIT業を営む企業からの利用も増えてきています。
また、民法が改正されたことにより「債権譲渡禁止特約」が廃止されました。
そのため、小売業や飲食業が多く保有するクレジットカード債権の活用も多く見られるようになっています。(クレジットカード会社に対する請求権)

ファクタリングには「設立して間もない」「赤字」「税金滞納中」といった状況でも利用可能という特徴があります。
銀行融資やビジネスローンの審査に落ちてしまった、直ぐにキャッシュが必要といったシーンにおいて、ファクタリングはおすすめです。
まずは業種を気にせず、どのくらいの債権があるのか・どのような経緯で発生した売掛金なのか等をファクタリング会社に伝え、いくらで買い取ってもらえるのかを相談してみてはいかがでしょうか。
もしかしたら思いもよらない金額が提示されるかもしれませんよ。

ファクタリング優良会社を地域で探す
ファクタリング会社を独占取材