ファクタリング会社を選ぶポイント

悩む経営者

yahooやGoogle等で「ファクタリング」と検索すると、ファクタリング会社の広告やホームページが大量にヒットします。
当該ファクタリング会社のホームページには、当然ですが自社の良い部分しか記載しておらず、中には信憑性を欠く内容のものも少なくありません。

そんな中、利用者はどのようにサービス・ファクタリング会社を選べば良いのでしょうか。
当ページではファクタリング会社を選ぶ際のポイントや選定基準など「サービスの選び方」にフォーカスを当て、解説してまいります。

ファクタリング会社の特長を掴む

勉強道具とポイントの文字

ファクタリング会社は、それぞれ取り扱っているファクタリング方式(2社間方式や3社間方式など)・債権の種類や金額・事業規模・手続方法・スピード等が異なります。
まずはファクタリング会社の特徴を把握し、貴社が営んでいるビジネスや状況、利用する金額がマッチするかを確認する方法がベターです。
特長を上手く掴み活用することで、スピーディーかつ損をしない資金調達が可能となり、企業にとってベストな資金繰りプランが実現します。

特長の具体的な例

ファクタリング会社は、それぞれ得意な分野があります。
以下3つのファクタリング会社の特徴を見てみましょう。

A社…個人事業主向け・少額債権の2社間ファクタリングが得意
B社…手数料はやや割高だが即日振込が可能(オンラインも対応)
C社…医療債権を専門に取り扱っている

例えば、貴社(貴方)が個人事業主であればA社のサービスはマッチするでしょう。
一方C社のようなサービスは明らかなミスマッチであり、もし利用できたとしても逆に時間が掛かってしまう・手数料が高くなってしまう恐れがあります。

また、時間的な余裕が無い場合はB社のようなスピードに特化したファクタリング会社を選ぶという手もあります。
このように、ファクタリング会社によって特徴・強みは様々であり、会社の状況や有している債権によって上手く使い分けることが重要です。

必ず相見積もりを取る

ファクタリングは、スピードや柔軟性に優れているというメリットがありますが、その反面で「手数料やコストが高い」というデメリットがあります。
「手数料が高い=買取金額が低くなる」ということですので、決して無視できないポイントです。
ファクタリングの手数料は、債権がどのように発生したのか・売掛先の信用性・債権の金額・支払期日等を総合して判断されます。

さらに、ファクタリング会社の得意分野や取り扱っている業務によっても手数料は変動しますので、必ず数社から見積りを取るようにしてください。
スピード・サービス内容に大きな差が無い場合は、最終的な手取額で判断すると良いでしょう。

サービス選びのポイントまとめ

サービス選びのポイントまとめ・選定基準は以下の通りです。

サービスを選ぶ際の4つのポイント

(1)ファクタリング方式は…2社間方式or3社間方式

(2)重視するポイントは…手数料重視orスピード重視

(3)債権の種類や金額は…どのような債権か+少額債権or高額債権

(4)希望する取引方法は…オンライン対応or対面取引

それでは、上記を詳しく見てまいりましょう。

ファクタリング方式

ファクタリングには大きく分けて「2社間方式」と「3社間方式」があります。
両者の違いについてはこちらの記事に詳しい記述がありますので割愛しますが、簡単にいうと2社間方式は取引先に知られない・スピードに優れている、3社間方式は買取金額が高いという点が特長です。
ファクタリング会社によっては3社間方式を扱っていない場合がありますので、まずはどの方式を取り扱っているのかを確認するようにしてください。

重視するポイント

選択肢をイメージした矢印

ファクタリング会社には「スピード重視」「買取金額重視」の2パターンがあります。
スピード重視の場合は最短即日での決済も可能ですが、その分買取金額が低くなってしまう(手数料のベースが高い)ことが多く、どちらを重視するのかを予め決めておくのが望ましいです。
無料相談や見積依頼をする際に「どのくらいで振り込まれるか」を併せて確認するようにしましょう。

債権の金額

工事・建築等で発生した債権を「建設業債権」、医療や介護サービスを提供したことで発生した債権を「医療債権」と一般的に呼んでいます。
ファクタリング会社にはそれぞれ得意分野があり、特に医療債権については専門会社もあるほどです。
また、海外企業に対して有する債権については買取不可というケースもありますので、事前に確認するようにしてください。

さらに、債権の「金額」も重要です。
100万円以下を「少額債権」と呼ぶことが多いのですが、少額債権に特化したファクタリング会社であれば低手数料かつスピーディーにご利用いただけます。
100万円を超える債権なのであれば、ファクタリング会社の規模や実績、信頼性等を重視すると良いでしょう。

希望する取引方法

2020年ごろから「オンライン型」と呼ばれるファクタリングサービス(オンラインファクタリング)が流行しております。
従来は、打ち合わせや書類提出のためにファクタリング会社に足を運ぶ必要がありましたが、オンラインファクタリングであればPC・スマートフォンさえあれば利用が可能です。
今までは「ファクタリング会社が遠い」「面倒」と敬遠されていた方にとっては大変嬉しいサービスと言えるのではないでしょうか。

一方で、対面取引の場合は気になる点をとことん聞ける・安心感がある等のメリットがあり、一概にどちらの方が優れているとは言えません。
はじめてであれば安心感の強い「対面取引」、既に数回利用しているなど取引の流れ・内容が分かっている場合であれば「オンライン取引」といった形で使い分けると良いでしょう。

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