業界を牽引する存在~トップ・マネジメント

トップ・マネジメントの入口看板

ファクタリング業界の老舗中の老舗「トップ・マネジメント」を取材いたしました。
売掛金を活用した資金繰りは古くより存在しておりましたが、中小企業で一般的に利用されるようになったのは2017年頃からです。
トップ・マネジメントではファクタリングが流行する以前より同業務を専門に取り扱っており(2009年創業)、まさに業界のパイオニア的存在と言えます。

さらに、同社では「見積書買取」「広告代理業限定サービス(ペイブリッジ)」などの新しい試みを常に模索・実施しており、今後も業界を牽引してゆくことは間違いないでしょう。
ファクタリングに深く精通したスタッフ様から、ファクタリングの基礎や業界の変革についてお聞きすることができました。

プロから学ぶ!知っておきたい基礎知識

トップ・マネジメントご担当者

松坂様、本日はお忙しい中ありがとうございます!
早速ですが、ファクタリングによる資金調達がマッチするシーンをお聞かせ願います。

よろしくお願いいたします。
入金ズレなどが起きた際のつなぎ資金としてや、赤字決算や債務超過が理由で金融機関からの融資を断られた場合などにファクタリングを利用する経営者様が多いですね。
また、新規取引の為の急な仕入れ代金など、様々なシーンでご活用いただいております。

なるほど!
様々なシーンで活用できる「柔軟性」が最大の強みということですね。
なお、赤字や税金滞納は審査にどのように影響を及ぼすのでしょうか。

弊社が提供するファクタリングサービスの場合、赤字決算・税金滞納中・リスケジュール中いずれの状況であっても審査に大きな影響はありません。
なぜならば、売掛先の与信調査をより重視しているためです。
依頼人様の与信がよって影響が審査に影響を及ぼすケースとしては、通帳を通さず現金で売掛金を集金している場合や通帳を改竄している場合(稀ではありますが…)などが挙げられます。

赤字でも利用できるという点はファクタリングの大きな魅力ですね!
税金滞納はファクタリング会社様の方針によっては利用できないケースがありますが、特段影響を及ぼさないという点はトップ・マネジメント様の強みではないでしょうか。
なお、法人ではなく個人で事業を営む方でもご利用は可能でしょうか?
また、もしも利用不可な事業形態があればお聞かせください。

実を言いますと2社間ファクタリングというシステムを考案したのは弊社です。(笑)
個人事業主様をはじめとした小規模企業の場合、通常の債権譲渡では利用のハードルが高いために考案した独自のスキームでした。
現在では同スキームが一般化し、多くの企業様がご利用しやすくなったと感じております。
弊社では開業当初から現在に至るまで個人事業主様へのファクタリングを実施してきており、もちろんご利用していただくことが可能です。
また、利用にあたって事業形態によるフィルターは設けておりませんので、特殊な事業形態であってもぜひ弊社にご相談くださいませ。
ただし、税務署へ開業届・税務申告等をなされていない方の場合、諸所の確認が取れないため基本的にお断りさせていただいております。

2社間ファクタリングはトップ・マネジメント様が考え出した仕組みだったのですね!
現在では取引の90%以上が「2社間ファクタリング」であると聞きますので、まさに業界のパイオニアと言えますね。
業界を牽引してきたトップ・マネジメント様ですが「利用者の変化」は感じますか?
ご相談に訪れる企業の業種や、最近ご利用が増えている業種等がございましたらぜひお聞かせ願います。

ファクタリングの発展に貢献できて嬉しく思います。
今後も業界全体のサービス向上、新しいサービスの研究開発に務める所存です。
ファクタリング会社として創業してから13年が経ちますが、建設業、小売業、IT関連業、情報通信業、運送業、製造業などのお客様の割合が依然として多いですね。
最近では士業の方のご利用も目立って参りました。
また、個人事業主として広告代理業を営む方も多くなった印象です。

広告代理業といえば「ペイブリッジ」は同業種に特化したサービスですね。
今後の需要拡大にも大いに期待しております!
話がそれますが、2020年の民法改正により譲渡禁止特約が無効なったと存じます。
身近なものですと「クレジット債権」が有名ですが、ファクタリングは可能でしょうか。

クレジット債権を早期現金化する企業様は多くいらっしゃいますが、同サービスを専門に扱うファクタリング会社はまだ少ないと思います。
弊社では建設業・運送業のクライアント様が多いため、今の所取り扱う予定がございませんが、今後のニーズ次第では対応させていただくかもしれません。

世界中に広がる「コロナショック」ですが、ファクタリング業界にはどのような影響を及ぼしているのでしょうか。

やはりファクタリングという業種も大きな変化を求められたと感じております。
特に変わった点といたしましては「オンライン完結型のファクタリング」を導入した事ではないでしょうか。
申込みから送金まで全てオンラインで完結できる為、申込み自体は非常に多くなりましたが、残念ながら対面せずに即日実行希望者の中には、架空債権を持ち込む人が相当数いらっしゃるのが実情です。
サービスを提供する立場としては、審査のポイントを少し変えるなど多角的に判断できるスキルが求められる時代になったと感じています。

必要書類・タイムスケジュール

トップ・マネジメントの打合室

申し込みから振込までの流れを具体的にお聞かせください。
対面取引、オンライン取引の違いについても併せてお願いいたします。

「申込→審査→面談(WEB/出張/来店)→お振込み」
の流れが一般的でして、オンライン取引の場合は面談をテレビ電話やリモートで行う形となります。
できるだけクライアント様の環境・ご都合・ご希望に応じておりますのでまずはご相談いただければ幸いです。
なお、弊社では権譲渡登記はお客様のご意思に沿う形で対応しており、原則不要です。

シンプルで分かりやすいですね!
登記不要という点も利用企業様にとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
なお、トップ・マネジメント様ではどのような資料を確認しているのか、よろしければお教えください。

請求書・ご通帳(過去3か月分)は必ず確認させていただき、その他必要に応じて確認資料をご案内させていただいております。
なお、弊社では請求書以外に、「見積書」「受注書」「発注書」の買取りも行っておりますので、同資料がご用意できない場合は弊社までご相談ください。

他のファクタリング会社様に比べて必要書類が非常に少ないですね。
スピーディーに利用したい方にとってかなりのプラス要素となりそうです。
なお、申し込みから手続き完了までの期間の目安はどのくらいでしょうか?

混雑状況にもよりますが、最短で2時間以内でのお振込みが可能です。
月末などはお申込みが重なり混雑致しますので、お早めにお問い合わせいただくことをお勧めしております。

東京を中心に活動されているトップ・マネジメント様ですが、他道府県からお申し込みが入った場合どのように対応されていますか?

コロナ禍以前は出張や来店での対応をしておりましたが、現在ではオンラインでの対応が主流となっております。
しかしながら、ファクタリングでは利用金額が高額になるケースが多い為「会社をしっかり見に行ってから利用するかどうか決めたい(来店)」「担当者がどんな人か直接会いに来てほしい(出張)」など、慎重にファクタリング会社を選ばれるお客様も多いです。
その場合、然るべき感染防止対策を講じつつ、ご要望に沿った形で迅速に対応させていただきます。

手数料・サービスについて

トップ・マネジメントの登録証・契約資料

先程も触れていただきましたが、トップ・マネジメント様と云えば「見積書買取」が有名ですね。
同サービスの特徴や需要についてよろしければお聞かせください。

ありがとうございます。
業界に数社ほど受注書の買取りを行っているファクタリング会社がございますが、弊社の「見積書・受注書・発注書ファクタリング」もPOファイナンスを展開しているTranzax株式会社のノウハウ提供を受け、リリースした商品となります。
確実に受注に繋がる見積書であれば、その見積もり段階から早期資金化できる画期的なサービスであると自負しております。
現在、製造業や建設業の方から多くのお問い合わせを頂いており、「毎月ファクタリングせずに済むのでキャッシュフローが改善された」など、ご好評をいただいております。

仰るとおり受注の段階でファクタリングできることによって救われる企業は相当数いらっしゃるのではないでしょうか。
2社間ファクタリング・3社間ファクタリングそれぞれの手数料の目安について、よろしければお教えください。

ファクタリング手数料は以下の通りです。
2社間ファクタリング…3.5%~12.5%
3社間ファクタリング…0.5%~3.5%
電ふぁく…1.8%~8.0%
上記の範囲で柔軟な審査を心掛けております。

ファクタリング会社が年々増えておりますが、トップ・マネジメント様が「強み」にしている点がございましたらお聞かせ頂ければと存じます。

お客様がファクタリングに求めているのは、やはり実行スピードの速さと手数料の安さになりますので、そこに関しては「どこよりも早く、安く、丁寧に」を社内で常に意識し徹底しております。
あとは利用された方へファクタリング以外の資金調達方法の相談に乗らせていただくということも積極的に行っております。
「困ったらまたトップ・マネジメントに頼もう。」
そう思ってもらえるような安心感のある取引を心掛けている点が我々の強みです。

他の資金調達方法も積極的にご提案するというのは素晴らしい理念ですね。
さいごに、トップ・マネジメント様だからこそできた!というファクタリング事例等があればお聞かせください。

当座預金を利用されているお客様で、既に他社数社からお断りされてしまったお客様がいらっしゃいました。
弊社にお申込みがあったのが指定決済日当日の14時頃でしたが、何とか審査部を納得させ手形決済に間に合わせることができたというケースがございました。
少々無理くりではございましたが。 (笑)
あとは、数千万~億単位の買取実績が多数ある点でしょうか。
他社様との相見積もりの結果、大変ありがたいことに「トップ・マネジメントさんにお願いしたいです」と言われた事例も多くあります。
難しい案件でもよく精査すれば良い条件で買取できる案件も沢山ございますので、他社様でお断りされたお客様や他社様に取引の梯子を外されてしまった(いきなり取引してもらえなくなった)というお客様は是非ご相談ください。
誠心誠意、対応させていただきます。

ご協力いただいたファクタリング会社

会社情報

トップ・マネジメントの外観
会社名 株式会社トップ・マネジメント
所在地 東京都千代田区鍛冶町1-4-3 竹内ビル2F
連絡先 TEL: 0120-36-2005
業務内容 ・ファクタリング業務
・各種コンサルティング業務
・各種リスクの調査・分析
・担保不動産の調査及び評価業務
ファクタリング優良会社を地域で探す
ファクタリング会社を独占取材