建設業でファクタリングが重宝される理由 – 相性が良い8つの業種を紹介

ファクタリングと相性の良い業種

ファクタリングと相性の良い業種一覧

どのようなビジネスであっても、原則として売上債権(売掛金や未収金等)さえあればファクタリングは利用することが可能です。
そのため多様なビジネス、状況の企業から広く利用されていますが、ある特定の業種については特に積極的に活用されている傾向が見られます。
当ページではファクタリングとのマッチ度が高い業種にフォーカスを当て、その理由や具体的な例についてご紹介したいと思います。

建設業

ファクタリングと建設業

人々の生活基盤となる建物の土木・建築工事を業とする「建設業者」は、紀元前からある職業であると言われています。
我々の生活に欠かせない家屋はもちろん、公共施設の建築、道路を始めとするインフラ整備等、日本の発展には欠かせない事業と言っても過言では無いでしょう。
建設業に於ける資金調達手段といえば「銀行からの融資」が一般的であり、現在も多くの建設業者はこの銀行・消費者金融業者(ノンバンク)といった第三者からの借入がほとんどです。
一方で、近年では建設業でファクタリングによる資金調達が人気を集めています。
人気を集めている最も大きな要因として「ファクタリングと建設業のビジネス習慣がマッチしている」という点が挙げられます。

例えば、マンションやビル等の大規模建築の場合、大手建設会社(ゼネコンなど)が一括で工事を受託し、専門の業者へそれぞれ業務を再委託する形が一般的です。(例えば、外装工事はタイル工事業者、ドアや窓の取り付け工事はサッシ工事業者など)
建設業界では完成及び引渡しによって義務の履行が完了する「請負契約」が一般的であるため、下請となった建設業者は依頼された工事が完了しなければ代金を受け取ることができません。
さらに、案件によっては材料・資材の用意を下請業者側がしなければならなかったり、工事の一部をさらに下請けに依頼しなければならなかったりもしますので、工事中にキャッシュ不足に陥るケースがあります。

「完成すれば代金が受け取れる」
「早急につなぎの資金が必要(銀行融資では時間が掛かりすぎる)」

というシチュエーションはファクタリングが持つメリットにマッチするため、おのずと建設業ではファクタリングが選ばれることが多くなると考えられます。

おすすめできるシチュエーション

工事の依頼者は、基本的な大企業若しくは大企業に近い中小企業であり、債権の信頼性が高く、一般的なビジネスに比べて低手数料でのご利用が見込めます。
建設業では、例えば「1億円の工事を受注できそうだが、工事の一部を外注するのに7,000万円ほどの費用が掛かる」といったケースであればファクタリングがおすすめです。
1億円の債権の場合、仮にファクタリング手数料が5%であっても500万円もの手数料が掛かってしまう計算ですが、それ以上の利益が見込めます。

また、ファクタリングは自社で保有している売上債権(売掛金や未収金)をファクタリング会社へ早期売却することで現金を得る資金調達方法ですので、負債の部が増えることはありません。(売掛金勘定が減って現金預金勘定が増える)
銀行融資では利益が出ているかどうか・支払いは滞ってないかはもちろん、「負債の比率」なども入念に審査されますので、銀行融資審査を控えている場合にファクタリングはマッチします。

なお、公共団体の工事では委託先を工事金額の入札によって決める形が一般的(工事金額が少ない業者が選ばれる)で、入札を行うための要件(一定の経営規模・財務要件を満たしている必要がある)をクリアしているかどうかの審査のことを経営事項審査といいます。
そのため、同審査を控えている企業・シーンにもファクタリングはおすすめです。

運送業

ファクタリングと運送業

インターネットの普及によって需要が急激に拡大し、現在6万を超える貨物自動車運送事業者が存在していると言われています。
運送業には「運送コストが不安定」「予期せぬリスクが多い」といった特徴があり、バランスの調整やマイナスをカバーするためにファクタリングが利用されています。
ガソリンの原料である原油は日本ではほとんど採掘できず、99%以上が輸入によって賄われているため、世界情勢や景気、政治的な事情、運輸トラブル等の影響が大きく、1リットルあたり数十円の変動が起きることも珍しくありません。

また、交通事故によって人・車両・運搬物に損害が生じるリスクもあり、予期せぬトラブルによって倒産を余儀なくされるケースも多く見受けられます。
ビジネスの需要が拡大するのは業界にとっては追い風ですが、新規参入する企業も多いため、業者同士の価格競争は激しさを増すばかり。
そのため同程度若しくはそれ以上の企業が毎年撤退を余儀なくされており、コストの削減や節約によってなんとか利益を出している企業がほとんどではないでしょうか。

ファクタリングがマッチするシーン

運送業者には、大きく分けて「大手から反復継続して依頼を受ける」「個人から不定期に配送依頼を受ける」の2パターンの形態が考えられますが、前者は下請け(孫請け・ひ孫請けなど)であるケースが多く、後者は安定して仕事を受けている訳ではありません。
いずれも儲けが大きいとは言えず、中小企業の運送業者の利益率(利益÷収益×100)は僅か3%程度と言われており、いかに苦しい運営を続けているかを窺い知ることができます。

運送にあたって軽油・ガソリン・オイルなどの「燃料油脂費」は欠かせないのですが、原料となる原油は99%以上が輸入によるものであり、国際情勢によって大きく変動してしまうという弱点があります。
中には数か月で数十%アップしてしまったという事例もあり、燃料油脂費の高騰は事業の損益に直結する非常に大きな問題です。

運送業でよくある相談内容

中小規模の運送業者の多くは何とか利益を出しているような状況ですので、軽油・ガソリン・オイルの高騰によって、黒字から赤字に転じてしまうことも十分に考えられます。
そのため、ファクタリング会社には「繁忙期による運営コストの増大」「事故、故障による突発的な出費」「長期支払いサイトの対応」といった相談内容が多いそうです。

運送業は2か月(翌々月払い)程度の長期支払いサイトであるケースが多くなっており、元請会社が大手企業の場合はさらにそのスパンが伸びる可能性があります。
したがって、繁忙期や燃料費高騰によってキャッシュ不足に陥ってしまった場合であっても、しばらく耐えうるだけの財務状況を持ち合わせていなければなりません。
繁忙期に得た売上の一部を現金化することで入金と支出のバランスを整えることができ、さらには急激な燃料費高騰によって一時的にキャッシュが不足してしまったケースであってもファクタリングであれば対応することが可能です。

医療・介護サービス

ファクタリングと医療・介護サービス

医療ファクタリングとは、診療によって生じた債権(診療報酬)や介護サービスを提供したことによって得た債権(介護報酬)を買い取る金融取引です。
日本では国民皆保険制度を採用しているため、医療機関や介護サービスを利用した際の費用の一部を国や地方公共団体、組合等が負担し、保険負担分については保険者(国や地方公共団体など)に請求します。
これら報酬は国や地方公共団体(またはそれに付随する団体)に対する請求権であるため、非常に信頼性が強く、延いては高額での売却が見込め、同業界からファクタリングは高く支持されています。

医療ファクタリングがおすすめのシーン

前述した通り、診療報酬や介護報酬は国や地方公共団体に対して有する債権のため、債権としての評価が高く、高値で取引されています。
さらに、医療ファクタリングは3社間方式で行われるのが一般的であり、これも取引金額が高くなる要因として挙げられます。
ファクタリングの90%以上は2社間方式(取引先に知られない方法)によって行われておりますが、繰り返しお伝えしてきた通り医療債権は国や地方公共団体に対して有する売掛金であるため、債権譲渡がなされたことが知られても今後の取引に影響はありません。
「3社間ファクタリングが使える」「信頼性の高い債権」であるため、ファクタリング手数料相場は1~3%と非常に低くなっています。

また、介護サービスや各種福祉事業、調剤薬局等が利用できるという点も医療ファクタリングの魅力ではないでしょうか。
日本の少子高齢化は先進国の中でも顕著であり、訪問介護・看護・デイサービス等の需要は年々増加し、新規参入事業者も多くなっています。
しかしながら、事業所の設置や送り迎えに必要な車、介護に使用するベッド・机・椅子、人件費、バリアフリー化するための資金や設備等、初期投資だけでなく維持管理は非常にコストが掛かるうえ、新規事業者では銀行からの融資も期待できません。
ファクタリングであれば、事業形態や財務状況などはほぼ関係ありませんので、新規事業者・銀行融資を断られてしまった等のシーンでも利用することができます。
現状では不要であったとしても、最悪の事態を想定し、いざという時の資金調達プランを今のうちに練っておいても決して損は無いでしょう。

小売業

ファクタリングと小売業

メーカーや商社から製品を仕入れ、私たち一般の顧客に商品を販売するお店のことを「小売業」や「小売店」と呼びます。
「小」という字が入っているため街の小さなお店を想像する方が多いかもしれませんが、百貨店・専門店・スーパーマーケットなどの大型店舗も小売業に分類されます。
食品、衣料品、医薬品からアパレルまで幅広い品目の商品を扱いますが、共通して言えるのは「販売するための商品を仕入れ続けなければならない」という点です。

また、衣類を扱う「アパレル業」も身近な小売業種の一つです。
アパレルの流行は日々変化し、当然シーズンによっても売れるものは大きく変化する上、在庫を抱えてしまうと保管場所を確保しなければなりませんので、売れるときに売れるだけ売り、さらには売り切るというのがアパレル業の鉄則。
保管状況によっては商品が傷んで売れなくなってしまう恐れもありますので、アパレル業では常に季節・トレンドを先取りしつつも、適切な品量を仕入れなければなりません。

経営者のセンス・判断が大きなカギを握っているのは間違いありませんが、実際にどれだけの数が売れるかは本格的なシーズンが始まってからでないと分からず、事前予想とは全く異なるデザインが流行する可能性も十分に考えられます。
流行に乗れば売上を大きく伸ばせる一方で、在庫を切れや入荷時期の遅れなど、ほんの少しの読み違えが大きな損失に繋がるハイリスク・ハイリターンのビジネスと言えます。

小売業が抱える問題点

小売業には、特定商品の需要が高まる「シーズン」があります。
例えば、玩具を取り扱う小売店ならクリスマス、アパレルを取り扱う小売店なら福袋が発売されるお正月、アウトドアグッズを取り扱うスポーツ用品店なら夏休みの時期などです。
繁忙期には通常の営業以上に潤沢な店頭在庫と、先手を打って売れ筋の商品を確保するための資金力が重要と言えます。
もちろん、事前の商品確保のみならず、シーズン中に仕入れが必要となるケースもありますので、予めキャッシュや資金調達方法を用意しておく必要があるでしょう。

また、小売業は価格競争が非常に激しい業界です。
食品や医薬品を販売するスーパーマーケットやドラッグストアは特にライバルが多く、近隣のお店に負けないように値下げ・クーポンの発行などあらゆる手段を講じています。
万が一資金が尽きてしまえば、価格競争について行けなくなってしまう可能性も否定できません。

さらに、キャッシュレス推進の影響により、小売業ではクレジットカード・電子マネー・決済代行(携帯払いなど)などでの会計がほとんど。
会計がスムーズになる・購買意欲が上がるというメリットがありますが、その反面でクレジットカード会社に手数料を支払わなければならない・キャッシュ不足に陥りやすくなるといったデメリットがあります。

資金不足は厳禁のアパレル業

資金不足は厳禁

ファッション雑誌の発刊数が減少を続ける一方で、インターネットの普及により、現在ではトレンドや流行りのスタイルがSNSやブログで常にチェックできるようになりました。
ユニクロを始めとした「ファストブランド」がこぞって売上を伸ばしており、インターネット通販でもこれら流行りのファストファッションは売れ筋商品です。

安価に誰でも簡単にオシャレを楽しむ事が出来る時代となった一方で、事業者側はその分仕入れや在庫管理、卸値の推移等、今まで以上にしっかりと管理しなければならなくなっています。
さらに流行は目まぐるしく変化し、特に季節的な商品は在庫を抱えてしまうと来年売れるかどうかが分かりませんので、薄利多売が基本のファストブランドは特にその傾向が強く、売れる商品はどんどん仕入れ、流行期間中に安価で売り抜かねばなりません。
「仕入資金が無いとき」に、ファクタリングは積極的に利用されています。

クレジット債権の活用

従来は「債権を持つことが少ない業種」とされてきた小売業ですが、キャッシュレス化の波等を受け常に多くのクレジット債権を抱えるようになりました。
万が一キャッシュ不足に陥ってしまった場合はクレジット会社に対して有する未収金をファクタリングで早期現金化するという手があります。
クレジットカード売上は、以前はクレジット会社との特約によって譲渡することができませんでしたが、2020年の民法改正によって廃止(債権譲渡禁止特約の廃止)されました。

流行・季節に応じて積極的な商品投資が求められるアパレル業において、クレジットカード決済の増加はキャッシュフローの停滞を招いておりましたが、ファクタリングであればこれらの問題を解決することが可能です。
さらにファクタリングには「即日現金化が可能」という利点もあり、早急な対応が求められる小売業の資金調達として特におすすめできます。
ビジネスチャンスを逃さないためにも、急な資金繰りに対応出来るファクタリング会社を予め確保しておくことを強くお勧めいたします。

貿易業

ファクタリングと貿易業

輸出入を主な業とする所謂「貿易業」では、為替による利益減少・運送トラブル・債務不履行リスクなど、数多くの問題を抱えながら運営を続けてゆかねばなりません。
ファクタリングは資金調達として用いられるのが一般的ですが、こと貿易業に関して言えば「リスクヘッジ」としての活用がメインです。
国際ファクタリングと呼ばれるサービスでは、輸出先に債務不履行があった場合は当該代金を100%保証(ただし、あらかじめ設定した保証の範囲内)してくれます。
もちろん、輸入時に代金を決済する際は従来の買取ファクタリングを利用するなど、幅広いシーンでの活用が見込めます。

貿易業とファクタリング

海外企業を相手にする貿易業は「為替変動による利益減少」「人的リスク」「契約トラブル」など、国内の法人を相手にするよりも遥かに多くのリスクを抱えていると言えます。
また、小物を少量輸入する程度であれば飛行機での輸送が可能ですが、大規模な輸入・貿易業を営む場合はコンテナによるフェリー輸送の方がメインです。
そのため、到着や手配に時間を要する・事故の可能性が上がる・紛失や破損の恐れなど、規模が大きくなればなるほどリスクも増えてゆくという特徴があります。

輸入の際は「売掛金」が発生しないためファクタリングが利用できませんが、輸出の際はファクタリングによるリスクヘッジ・資金調達が可能です。
なお、貿易業におけるファクタリングには、売掛金の売買である「買取ファクタリング」と、輸出した商品の代金を保証する「国際ファクタリング」の2つがあります。

国際ファクタリングの仕組み

国際ファクタリングの仕組み

国際ファクタリングとは、簡単に言うと予め日本のファクタリング会社との間で保証契約を締結し、設定した信用限度額の範囲内で輸出の商品代金を保証する取引です。
譲渡する債権は「輸出した商品代金の売掛金」ですので、一般的なファクタリング(買取ファクタリング)と全体像は同じですが、売掛先もファクタリング会社を通すという点で大きく異なります。
また、輸出国に於ける輸出貿易保険に予め加入しなければならない・輸出を証明するための書類(輸出船積書類等の写し)が必要など、手続きがより煩雑になる点には注意が必要です。

さらに、国際ファクタリングは民間のファクタリング会社では原則として取り扱いがないため、ファクタリングを扱っている銀行や金融機関に個別に相談する形となります。
「債権金額」「期日」が審査のメインとなる点については同様ですが、国際ファクタリングは前もって輸入代金全額を保証するというサービスですので買取ファクタリングよりも審査が厳しくなる点にも注意しましょう。(「赤字決算」「税金滞納中」などの場合は利用できない可能性があります)
さらに、ファクタリング会社だけではなく、輸入企業側からもファクタリング契約の同意を得なければならない点も買取ファクタリングとの大きな違いと言えます。

リスクヘッジにおすすめ

このように、貿易業は債務不履行・輸送トラブルだけではなく、為替や輸送費の変動によってコストが変化するなど「不確定要素」「リスク」が非常に多いビジネスと言えます。
国際ファクタリングはリスクヘッジとしての側面が強いため、利用できれば事業の安定化へと繋がるのは間違いありません。

また、貿易業は文化や習慣の違う相手との取引ですので、信頼関係は特に重要です。
貴社が輸入をメインに取り扱っているのであれば支払いの遅れは絶対に避けましょう。
キャッシュが不足している場合は2社間ファクタリングを活用するという手もありますが、海外企業に対する債権を取り扱っているファクタリング会社は残念ながら多くありません。
銀行系や大手のファクタリング会社であれば利用できる可能性がありますので、まずは無料相談・無料見積り等を是非活用してみてください。

飲食業

ファクタリングと飲食業

キャッシュレス化が進んだ現代、飲食業での支払いはクレジットカードや電子マネー、キャリア決済等が大半を占めています。
特に新規開業では銀行や消費者金融(ノンバンク)から融資が受け辛く、初月のクレジットカード決済分の入金が2~3か月後にずれ込んでしまうため、他業種に比べてキャッシュ不足に陥りやすいビジネスと言えます。

従来、クレジットカード売上は第三者に譲渡することができませんでしたが、民法改正によって利用可能となりました(債権譲渡禁止特約の廃止)。
繁華街の中でも、新橋・赤坂・京橋などはビジネスパーソンが多いためか、クレジットカードやキャッシュレス決済の割合が多い傾向にあります。
軌道に乗るまでのつなぎ資金として、ファクタリングによる財務改善を視野に入れてみてください。

飲食業のファクタリング

民法改正に伴い、民間ファクタリング会社だけではなく、銀行系や大手のファクタリング会社もクレジットカード債権を取り扱うようになっています。
クレジットカード債権は、よほどのことが無い限り(債務者にあたるクレジット会社が破綻するなど)は支払われる未収金であり、非常に信頼性の高い売上債権です。
そのため、今までは通知や承諾が不要である「2社間方式」を利用しなければならなかったのですが、クレジット債権の譲渡が可能になったことで「3社間方式」を利用するという選択肢が生まれています。

2社間ファクタリングであっても手数料7~8%程度での利用が見込めます(一般的な売上債権の場合は10%前後が相場)が、3社間ファクタリングであればさらに手数料が安くなるため、手数料重視で検討中の方にもおすすめです。
軌道に乗るまでの資金調達方法として「ファクタリング」を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

IT業・ICT業

ファクタリングとIT業・ICT業

インターネット・Webに携わるソフトウェアやアプリ開発、情報処理サービス業などを総称して「IT業」と呼びます。
また、近年では情報通信技術を含む「ICT」という概念も広まっており、総務省が発表した情報通信白書(令和6年版)によるとICT市場は2023年になんと657.3兆円に達するまでに成長。
今後も伸びてゆく業界であることは間違いありません。
IT業の方は大規模な初期投資を必要としないため比較的開業しやすい業種と言えますが、サービスの開発資金や従業員への報酬の支払いなど経営には柔軟性のある資金調達が必要です。

義務教育でプラグラミングが必修化され、各企業はこぞって優秀な技術者の獲得に尽力するなど、今やIT業は時代の先端をゆく人気職業と言っても過言ではありません。
一昔前は「開業すれば絶え間なく仕事が舞い込んでくる」とも言われていたものの、現在は同業者のライバルが多く、簡単に稼げる業界ではなくなりました。

さらに、テレワーク・在宅ワークの普及によって、フリーランスや副業として参入する方も増えており、正にIT業界は群雄割拠の状態と言えます。
技術さえあれば開業できますが、PC機器やソフトは必須であり、故障やアップデートに伴う買い替え等により、急に資金が必要となることも珍しくありません。

IT業の問題点

冒頭でもお伝えした通り、IT業は大規模な初期投資を必要としないため、個人事業主や小規模な会社でもスタートしやすいビジネスです。
一方で、IT業者の総数が増えたことによる共有多寡の状態というのも一つの事実であり、他社との差別化を図り、自社だけの特別なサービス・自分のスタイルにマッチする仕事の仕方を模索していかねば、上手く稼ぐことはできません。

また、IT業は起業しやすい半面で「売上代金の収納が遅い」「プロジェクトのための初期投資が必要」などのデメリットがあります。
IT業界では、プロダクトを顧客に納めた後に検収が行われ、問題が無いと判断された後に代金が支払われる形が一般的であり、納品データに何らかの問題が発生した場合、制作時期と売上発生時期にタイムラグが発生する恐れがあります。
エンジニアやライター、デザイナー等を雇っていた場合、給料や報酬の支払いに影響するため、入金時期のズレは非常に大きな問題です。

ファクタリングがマッチする理由

IT業界にファクタリングがマッチする理由

このようなIT業界の状況や習慣を鑑みますと、経営には「スピーディーなキャッシュフロー改善」「柔軟性のある審査」が必要不可欠であることが分かります。
数ある資金調達の中でファクタリングは新規開業や赤字状態で利用可能という柔軟性があり、即日振込も可能なスピードも有しています。
さらに、近年では事前のすり合わせや面談が不要な「オンラインファクタリング」も人気が高まっており、会社にいながら全て手続きすることが可能ですので、IT業とファクタリングの相性は非常に良いと言えるでしょう。

また、ファクタリングは売却した債権の債務者(利用企業の取引先)が仮に倒産や債務不履行を起こしたとしても責任を負わないという点も大きな魅力です。
もはやIT業は知識だけで開業できる時代ではなく、高い技術力と独創的なデザイン性、時代にマッチしたサービスなど、様々な側面で他社を凌駕せねば生き残れません。
より良いものを作るためにも、安易に制作コストを下げるのではなく、いざというときに使える資金調達方法を確保しておくことの方が重要なのではないでしょうか。

農水産業

ファクタリングと農水産業

野菜やお米、魚といった農作物・水産物は人が生きていく上で欠かせない大切な食糧です。
「農業」「水産業」は天候不良や災害で収穫が左右され、さらにこれらのトラブルと農繁期が重なると収穫が見込めないという最悪の事態に陥ることもあります。
経営難に陥ってしまった場合は資金調達でなんとか乗り切るほかありませんが、農業や水産業は収益が安定していないため、融資を受けづらいという特徴があり、銀行から融資を断られ廃業せざるを得なくなったという話も多く耳にします。
なお、同ビジネスでは「ファクタリング会社が近くない」という理由から敬遠されがちでしたが、近年ではオンラインで完結するサービスも登場しているため徐々に需要が拡大しています。

経営拡大の局面でおすすめ

法人化した農家では売掛金による取引(いわゆる掛取引)が多くなりますが、これらは現金が入るまでの期間が長くなってしまい、急な出費に対応できない可能性があります。
ファクタリングは最短即日で入金されますので、緊急を要する資金調達さらに多額の資金調達であっても対応が可能です。

また、繰り返しお伝えしておりますが、ファクタリングは手形とは異なり債務者に債務不履行や倒産が生じた場合であっても責任を負いません。(償還請求権がない)
災害や気象の悪化が原因で収穫した作物は、どれだけ選定したとしても返品されてしまうリスクも抱えていますが、一度検査に合格し「売掛金」として計上されれば、ファクタリングで早期現金化を図り、売上を確定させることができます。

どんぶり勘定を是正したい方にも

直販や法人化が増えてきているとは言え、昔ながらの家族経営の農家も少なくありません。
家族経営の場合、経営・財務状況をしっかりと監視するということが少ないため「どんぶり勘定」になってしまいがちです。
農業簿記の仕組みを勉強せずに農協に任せっきりの農家によく見られるトラブルで、気づいた時には「黒字なのにお金が無い」という事態に陥っている可能性があります。

ファクタリングには決算報告書や入出金明細等が必要なため、いい加減な会計処理を行っていた場合は利用することができません。
そのため「経営コンサルタント」や「財務状況改善のアドバイザー」を兼業するファクタリング会社も存在します。
ファクタリング会社を利用することで資金調達と経営改善を同時に行える可能性がありますので、どんぶり勘定の態勢を見直したい・資金調達と会計処理を正しく行いたいという方もファクタリングはおすすめです。

様々な業種で活躍する
ファクタリング

幅広い業種で活用可能なファクタリング

ファクタリングは売掛債権があれば利用できるため、業種や事業規模、創業時期にかかわらず幅広いビジネスで活用されています。
また、債権譲渡禁止特約が廃止されたことで、クレジットカード債権を多く持つ小売業や飲食業での利用も多く見られるようになりました。
銀行融資やビジネスローンの審査に落ちてしまった、直ぐにキャッシュが必要といったシーンにおいて、ファクタリングはおすすめです。
まずは業種を気にせず、どのくらいの債権があるのか・どのような経緯で発生した売掛金なのか等をファクタリング会社に伝え、いくらで買い取ってもらえるのかを相談してみてはいかがでしょうか。